予防接種

予防接種について

ワクチンにつきましては、おとりよせが必要な場合がありますので、ご希望の方は、来院前にお問い合わせください。

巣鴨レディースクリニックでは、
麻しん風しん混合ワクチン、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)、インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチン
の接種を行っております。

ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)はガーダシルおよびシルガード9の接種をおこなっています。

インフルエンザワクチンの接種は例年10月から翌年1月の期間に行っています。
新型コロナウイルスワクチンの接種は現在行っておりません。

ヒトパピローマウイルスワクチン(HPVワクチン)

2023年4月から、シルガード9が定期接種となりました。

HPVワクチン接種をご希望のかたは、まずお電話をおねがいします。ワクチンの在庫を確認し接種日時の予約をおとりします。
接種当日は、接種前にHPVワクチンに関してのお話をいたします。接種後の30分間は、クリニック内でお過ごしいただき、副反応の有無を確認しています。
お時間に余裕がある日のご予約をおねがいします。
HPVワクチンの接種は、痛みを伴う注射です。
巣鴨レディースクリニックでは、HPVワクチン接種前に、ワクチンの必要性を、ご本人に十分理解していただけるよう、説明することが大切であると考えています。

2022年4月より、HPVワクチン接種の積極的勧奨が再開となりました。
HPVワクチンの公費助成をご希望のかたは、自治体発行の予診票をお持ちください。
積極的な勧奨差し控えにより定期接種の機会を逃した、平成9~17年度生まれの女性についても、無料接種の対象となります(2025年3月まで)。

≫ 厚生労働省 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ

豊島区をはじめ、東京23区の方は当クリニックにて公費助成(自己負担なし)でHPVワクチン接種ができます。
HPVワクチン接種に必要な予診票に関してはお住いの自治体にお問い合わせください。

HPVワクチンについて

それぞれ対象となるHPVの種類(型)が異なっています。


  • 【2価ワクチン】
    サーバリックス:HPV16/18の2つの型に対するワクチンです。
  • 【4価ワクチン】
    ガーダシル:HPV16/18にくわえ、尖圭コンジローマの原因となるHPV6/11の4種類の型に対するワクチンです。2020年に男性への接種が承認されました。
  • 【9価ワクチン】
    シルガード9:HPV6/11/16/18/31/33/45/52/58の9つの型を予防し、90%以上の子宮頸がん予防効果が期待できます。

▼ 対象の方

対象年齢および性別は以下の通りです

  • サーバリックス(2価ワクチン) 
    10歳以上の女性
  • ガーダシル(4価ワクチン) 
    9歳以上の女性および男性
  • シルガード9(9価ワクチン) 
    9歳以上の女性

▼ 接種回数や接種間隔

予防接種の効果を得るためには、同じワクチンを合計2~3回接種する必要があります

・サーバリックス:1カ月以上あけて2回、初回から5カ月以上かつ2回目から2カ月半以上あけて1回
【標準的な接種間隔:1カ月あけて2回、初回から6カ月以上あけて1回】

・ガーダシル:初回から1カ月以上あけて2回目、2回目から3カ月以上あけて3回目
【標準的な接種間隔:初回から2カ月あけて2回目、初回から6カ月以上あけて3回目】

・シルガード9:初回から1カ月以上あけて2回目、2回目から3カ月以上あけて3回目
【標準的な接種間隔:初回から2カ月あけて2回目、初回から6カ月以上あけて3回目】

15歳未満で、1回目をシルガード9で接種する場合のみ、全2回での接種が可能となります。この場合、1回目と2回目の接種は、少なくとも5カ月以上あけます。5カ月未満である場合、3回目の接種が必要になります。


▼料金(税込)

シルガード9・ガーダシル・サーバリックスは公費助成の対象で、東京23区在住の対象者は当クリニックにて無料で接種できます。
公費助成をご希望の方は、お住いの自治体に問い合わせて、予診票の発行を依頼してください。公費対象外の方は自費診療となります

【ガーダシル】
当院初回:20900円 当院2回目:18700円 当院3回目:15400円

【シルガード9】
当院初回:36300円 当院2回目:34100円 当院3回目:28600円

豊島区にお住いの方のHPVワクチンの公費助成について

巣鴨レディースクリニックは、豊島区子宮頸がん予防ワクチン接種の実施医療機関ですので、豊島区在住の小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女性の方は公費助成で予防接種をうけることができます(自己負担なし)。 積極的な勧奨差し控えにより定期接種の機会を逃した、平成9~17年度生まれの女性のかたも、無料接種(公費助成)の対象となりました(2025年3月まで)。これらの対象からはずれる方は全額自費となります。

公費助成で予防接種をご希望のかたは、豊島区発行の予診票が必要です。
詳しくは豊島区のホームページをご参照ください。

≫ 豊島区の子宮頸がん予防ワクチン接種について詳しくはこちら

公費助成にてHPVワクチン接種をご希望の際は、原則保護者同伴をお願いいたします。
13~15歳の方で、保護者の同伴なしで予防接種を希望する場合は、予診票の「13~15歳で保護者が同伴しない場合」欄に必要事項をご記入ください。

(参考)

▽HPVは子宮頸がんの原因です

  • 子宮頸がんの95%以上は、子宮頸部へのHPV感染が原因と言われています
  • 子宮頸部の細胞にHPVが感染し、検査でHPV陽性になった方でも、長い経過をみていくうちに陰性になっていくことも多いのですが、なかには、持続的にHPV検査陽性がつづく(持続感染といいます)方がいます。
  • ハイリスクHPV(HPVに起因するがんから検出されるHPVは「ハイリスクHPV」とよばれます)の陽性がつづくと、そのうちの約10%の女性が、子宮頸がん検診で異常所見を指摘されるようになり、持続感染が一定期間(少なくとも6か月以上)つづくと、前がん病変(異形成)につながっていきます。
  • 前がん病変は自然になくなる場合もありますが、進行していくと、経度異形成→中等度異形成→高度異形成→子宮頸がんと変化していくことになります。

▽HPVのうち16型・18型は子宮頸がんへ進行する頻度が高いといわれています

HPVには約200種のタイプ(型)があります。
その多くのタイプの中で、子宮頸がんの原因となるタイプは(少なくとも)15種類程度といわれています。
とくに16型・18型は前がん病変や子宮頸がんへ進行する頻度が高く、そのスピードも速いといわれています。

この16型・18型の感染を防ぐことで、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことができます。
現在日本では3種類のHPVワクチンが使われていて、いずれのワクチンもHPV16/18に対して効果を有しています。

HPVワクチンに関しての詳しい情報は、厚生労働省、日本産科婦人科学会のホームページがわかりやすくまとまっていますので、ご参照ください
日本産科婦人科学会 子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために
http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4

厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html

先天性風しん症候群対策

風しんの抗体を持たない方、持っていても抗体価が低い方は、妊娠中に風しんウイルスに感染すると、赤ちゃんに先天性風しん症候群が発症するリスクがあります。
そのため、妊娠を希望されている女性やパートナー・同居の方で、風しん抗体を持たない場合やその抗体価が低い場合には風しんの予防接種を行うことが勧められています。

◎ 豊島区に住民登録のある方

豊島区に住民登録がある満19歳以上70歳未満の方で、下記に該当する方は、豊島区からの助成があります。

▼ 対象の方

(A)妊娠を希望する女性 ※妊娠している方は対象外です
(B)妊娠を希望する女性 のパートナーまたは同居の方
(C)妊婦のパートナーまたは同居の方
ただし、過去にこの事業で風しん抗体検査を受けたことがある方は、抗体検査助成の対象外です。また、20歳になった日以降に風疹を含む予防接種を2回以上受けたことがある方も、予防接種助成の対象外です。

▼ 検査の流れ

1.風しん抗体検査を行います。
2.風しん抗体価が低いことが確認できた方に、麻しん風しんワクチンの予防接種を行います。
約2週間で結果が確認できます。
風しんを含むワクチンの予防接種は、現在妊娠中の方、妊娠の可能性のある方に行うことはできません。
妊娠の可能性のない月経中や直後の時期に行います。また、予防接種から2ヶ月間の避妊が必要となります。

▼ 料金:豊島区先天性風しん症候群予防対策の対象の方

・風しん抗体検査 自己負担なし(全額助成)
・麻しん風しん混合ワクチン 自己負担なし(全額助成)

土曜日の午後診療で、豊島区風しん抗体検査をご希望の方は、午後3時半までにご来院ください。
詳細は、豊島区のHPををご参照ください。

≫ 豊島区の風しん予防について詳しくはこちら

◎ 豊島区に住民登録のない方

豊島区以外の自治体でも風疹抗体検査の費用助成をおこなっている場合があります。住民登録のある自治体の抗体検査および予防接種の助成制度についてご確認ください。
自費診療(料金は以下をご参照ください)となりますが、豊島区以外にお住まいの方の風しん抗体検査・麻しん風しん混合ワクチン接種も可能です。
また、豊島区に住民登録があるものの、豊島区先天性風しん症候群予防対策の対象からはずれる方も、自費診療にて抗体検査およびワクチン接種が可能です。

▼ 料金(税込)

・風しん抗体検査  3300円
・麻しん風しん混合ワクチン 9350円
・風しんワクチン 5500円 ※風しんワクチンは現在入手困難な状況です

別途、初診料(3300円)ないし再診料(1100円)がかかります。

インフルエンザワクチンについて(任意接種)

10月よりインフルエンザワクチンの予防接種がはじまります。

インフルエンザワクチンの在庫確認が必要ですので、ご希望の方は来院前にお問い合わせください。
また、在庫の状況により、当日の接種が可能な場合もありますので、お気軽に声をおかけください。

新型コロナウイルスワクチン接種の前後2週間は、ほかのワクチン接種ができません。

新型コロナウイルスワクチン接種を予定されている方は、接種日の前後2週間をあけて、インフルエンザワクチンの接種となります。

新型コロナウイルスワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能ですが、巣鴨レディースクリニックでは新型コロナウイルスワクチン接種は現在行っておりません。
防腐剤を含まない(チメロサールフリー)インフルエンザワクチンの生産量は年々減少しており、十分な入荷数が見込めておりません。そのため、チメロサールフリーのワクチンは妊娠中の方優先となります。

▼ 料金

・当クリニックの診察券をお持ちの方 4180円(税込)
・当クリニック初診の方 5280円(税込)

▼ 本年度インフルエンザワクチンをご希望の妊婦さんへ

妊娠中のインフルエンザ罹患による重篤化を予防するために、本年度も、インフルエンザワクチン接種をおすすめいたします。
妊娠中の方へは、チメロサールフリーのワクチンを接種する予定としておりますが、このワクチンの在庫がない場合には、入荷までしばらくお待ちいただくことがあります。

なお、チメロサール含有のインフルエンザワクチンを妊娠中に接種することに問題はありません。2020年発行の産婦人科診療ガイドラインにおいては、妊婦さんへのチメロサール含有ワクチンの投与も差し支えない、と記載されております。
下記をご参照ください。

(参考)産婦人科診療ガイドライン産科編2020より

『・インフルエンザワクチンの効果は、接種後約2週間から約5か月とされている。
・我が国の流行は通常、1月上旬から3月上旬が中心であり、ワクチン接種時期は10~12月中旬を理想とする。
・わが国のインフルエンザワクチンには、防腐剤としてエチル水銀(チメロサール)を含有している製剤と含有していない製剤がある。
・チメロサールを含んでいる製剤もその濃度は0.004~0.008mg/mLと極少量であり、胎児への影響はないとされている。
・懸念されていた自閉症との関連も否定された。 したがって、チメロサール含有ワクチンを妊婦に投与しても差し支えない。』


▼ 高齢者インフルエンザ予防接種

豊島区助成による、高齢者インフルエンザ予防接種の取り扱いをしております。
ワクチンの在庫確認が必要となりますので、ご希望の方は来院前にお問い合わせください。

ご来院の際は豊島区より郵送された予診票をお持ちください。
対象者の方へは9月末に案内の封書が豊島区より発送されます。10月~12月に対象年齢になる方には、お誕生日月の末頃に順次、豊島区より通知される予定です。

高齢者インフルエンザ予防接種の接種期間は、令和5年10月1日より令和6年1月31日までとなります。

そのほかの予防接種

  • 麻しんワクチン
    ※麻しんワクチンは現在入手困難な状況です。麻しん対策としては、麻しん・風しん混合ワクチンの接種を行います。
  • 水痘ワクチン
  • 高齢者肺炎球菌ワクチン(定期接種)
  • おたふくかぜワクチン

▼ 料金(税込)

・麻しん風しん混合ワクチン 9350円
・風しんワクチン 5500円 ※風しんワクチンは現在入手困難な状況です
・麻しんワクチン 5500円 ※麻しんワクチンは現在入手困難な状況です
・水痘ワクチン 5500円
・おたふくかぜワクチン 5500円

別途、初診料(3300円)ないし再診料(1100円)がかかります。

クリニック概要

巣鴨の婦人科・産婦人科・女性内科

巣鴨レディースクリニック

〒170-0002
東京都豊島区巣鴨2-5-12 真野ビル2F

[最寄駅] JR山手線 三田線 巣鴨駅より徒歩1分

[TEL] 03-3916-2262

※オンライン資格確認・マイナ保険証に対応しました

診療時間
10:00 ~ 13:00 ×
15:00 ~ 18:00 × ×

△ …金曜 午前 / 検査等を対象とした予約外来となります。
◎ …金曜 午後 / 15:00~19:00

休診日:火曜午後・水曜・日曜・祝日


しっかりとお話をお伺いできますよう、
初診の方の受付は、午前・午後とも診察終了時刻の30分前までとしております。
時間に余裕をもってお越しください。


03-3916-2262 07043814384 WEB予約